2018年3月9日金曜日

Vol.216「静けさ恋しや街ん中」の巻

 あぁぁあぁああ、きてます。毎年恒例の鼻水ズルズル。春がきてポヤンポヤン、調子に乗るなと花粉症。どっから来るのか散々、とっ散らかって注意力散漫。去年はあまりのつらさに病院行って同じように花粉症の人らが待合室でおでこに針のようなものを刺して待っていて。その中の一人になり、それが効いたかと言えば効いたような記憶はなく、でも毎年いつの間にか終わっていて、桜が咲いて、散って。その頃になるともう初夏だって言って新緑がワサワサ眩しくて梅雨前の一時、その辺りが一番いい季節かもしれませんね。初夏待ち遠し。  

 と、お詫びが遅れましたが、今月も締め切りを大幅に遅れてしまい申し訳ありません。そもそも月末更新なのに書き始めたのが3月3日となってしまいました。こういうルールは一回崩れるとダム決壊、ズルズルとどこまでも伸びていってしまいそうでいけませんね、締まっていきます。
 また、ブログもやり始めた時は2日に一度のペースでしたがいつの間にやらですね。でも1週間は空けまいと個人的なルールを設けて挑んでおります。挑むこっちゃないんでしょうけど、なんにもしなくなりそうで、続けられそうなルールはなるべく設けとこうと。ルールと言えば本当にどうでもいいルールですが、メールや文章を書く時に文の最後にカッコワライと書いて表現するのを初めて見た時から一生使うまいと決めてあります。何かこう新しい何かがその方が生まれそうな気がしたんだと思いますが、自分はいつも「なはっ」とか「がはっ」とか「ははっ」です。実験の結果、そんなに新しい表現方法は生まれてきてませんね。おまけに自分で勝手に決めたルールなのに人が使ってるのを見ると「わかりやすいなぁ、いいなぁ」と羨ましくおもったりもします。一生と決めたので戒名をつけてもらえるならそこでお願いしたいとこです。

 春だからか、訳もなく心がざわつきます。昨日は両手を合わせながら街を歩いておりました。満月だからってのもあるんでしょうね。そういう日は一つ一つの行動が散漫になるので丁寧に丁寧に一つ一つの所作を楽しみながら行動し、心を鎮めることに努めて実感しながら動きました。「うーんやっぱり細やかな所作をキチンとやると気持ちがいいもんだ、一服するべ」なんつって自動販売機でコーンスープを買って飲んでみたところ、カンには「粒たっぷり」と書かれてるのに口に入ってきたのは1粒2粒で、「しまった飲む前に振らなくちゃいけなかったか」と時はすでに遅し蓋をあけてしまっているので振ることができず、「これはあれかスープだけ先に飲み干して底に溜まった粒を 落とすべくカンの底を叩いたり振ったりのぞいたりを繰り返してチョビチョビ食べるパターンか」と思い、面倒くさいし、何よりやはりスープと粒をバランスよく味わいたいなと、飲み口を口で塞ぎそのまま真上を向いてオットセイが首を振る要領で口をつけたままカンを振れば、底のコーンをかき混ぜられるんじゃるないだろうかと絵が浮かんだと同時に勢いよく行動に移し、今思えば案の定、口と飲み口の隙間からスープが勢いよくこぼれ、一瞬横に振る所作も入ったので隙間が広がって顔中がスープでビショビショになり、給食の時間に牛乳を吹き出してしまった状態になり、一服休憩してる知らない人たちの中、一人軍手で顔を拭き、「キチンと生きるって自分には無理なのかな」と、ビルとビルの隙間から見える細い空を見上げたのでした。ダメですね、気をぬくと。やるならやるでキチンとやらないと。一つ一つキチンとして生きたいとこです。

 宮崎の山の中、絵本の郷の夜空、グランドキャニオンの風の音、実家の部屋から聞こえる外の虫の声、行ったことはないけど月の裏側、仏壇のロウソクの火、時々、静けさが恋しくなる時があります。
 求めすぎたか、見逃してきたか、走ってきたつもりが何やら欲望の残骸みたいなものが、うごめいているような、おぼろげながらな罪悪感が溜まり追われてる気分になります。
 静けさは音だけでなく、人が何か作っている様を見ていてももらえ、街中で左官の仕事をしてる職人さんを見ても心が落ち着いてきます。何かを作ってる人って素敵ですね。先月も書きましたが、本を読んでる人を見ても落ち着きます。ロウソクの炎がぶれなく燃えてるような静けさを持ちたいとこです。誰にも会わず、情報も得ず、繋がらない時間って自分には大事なのかなと思ったりもして。波紋の一番最初、無音の中の最初の音、月の裏側からそんな一音を鳴らせたら、静けさを鳴らせたら、そんな曲が作れたらと思う今日この頃です。とか言いながら今日は気分を変えて街のおしゃれカフェなんかに来てしまいポチポチ書いとりますが、お客さんが混み始め、BGMがこれでもかってなくらい大きくなってきて見てみれば、DJタイムなんかが始まりだしたのでこれにて退散っ。今月(先月分)はこの辺で。また今月末に。

先日 新宿はメリーゴーランドにて。土屋さんによるライブペイティング。 なんだかいいなとガラケーの壁紙に。

ほんとに陸の孤島と呼ばれていたんですね。高速道路ができたからでしょうか。

東京マラソン。出てませんが雰囲気だけでもとマラソンがてら。

ちゃんと飲む前に振ろう。

久々にクレーンがかっこよく見え。

逆に買ってみようかとしてやめ。

先日延岡に帰り30日の稽古へ。

2人で稽古してると宮崎のTV局の番組が乱入。 本当にびっくりサプライズで、稽古モードだったので、なかなかおっつかなくて切り替われませんでしたが、下ネタになった途端にテンションが上がってしまいました。こういうとこも直していきたいとこです。

久々のラオシャン。近所に開店してほしい店リスト。

さぁそして、全てはここに向かって。
いくぜよっ。
イギリス人とはバンド名で、日本人によるバンドです。


◆諭介がお答えいたします
■「諭介さんの話を読んで、私も中学生の頃、地元のCD屋さんに行くのを楽しみにしていたことを思い出しました。ギリギリレコードじゃない世代なので(笑)CDを買いに行っていました。まだインザスープには出会ってなかったので、インザスープのではないんですけど(笑)そして、これは伝わるかわかりませんが、買うとCDの下に敷くちょっとふわふわした保護マットを選べたのですが、たくさんの色がある中から何色にしようかな~って選ぶのもいつも楽しみでした。そして、今これを書きながら、昔の家にレコードがあった記憶がうっすらと蘇りました!お父さんお母さんが聴いてたものだとしたら、何を聴いていたのかすごく興味が湧いてきました。アナログとデジタル。料理するときの電子レンジやミキサーも本当に便利。でも、ゆっくり煮込んだり、蒸したり、混ぜたり、一生懸命泡立てて、手が疲れたりして作るのもいいな~と思うのは、ちょっとレコードの話に似てますかね」
(2018年2月19日 17:08 A.T)
→似てるかもですね。ミキサーって不思議で興味そそられて買っちゃったけど毎回、あそこが高速で回って切れてんのかぁとおもうとおっかなくて力がぬけちゃうぜ。

■「諭介さんのレコードの話を読んでて インザスープのレコード版も聞いてみたかったな~って思いました。 なんか、ライブともCDとも違うインザスープ聞けそうだな、と。 私はレコード時代泳げたいやきくんやお隣さんちのツトムくん(タイトルそんな感じの?)松田聖子ちゃんとか聞いてました(笑) ビートルズとかカッコいい感じとは違い 一気に昭和な感じですね。 でも針をレコードに置く感じとかジャケットの絵とかすごく記憶に残っています。 私も料理とかフードプロセッサーなど 一気にガーっとみじん切り機械ほしい気もしますが キーマカレーのときとか 目が痛くてたくさん涙しながら 玉葱きざんできざんで 時短もできないし でもなんとなくそこはアナログでいたい自分がいたりします」
(2018年2月21日 15:01 hitomi)
→ほほやっぱ女子、レコードで料理を連想するのね。かわいらしいぜ。自分が野菜だったら、いくよ、うん、なんて呼吸を合わせながら切られたいわ。  

■「こんにちは。腰大丈夫ですか? 幼い頃、私の家にはスピーカーのついたレコードプレーヤーがあって両親がクラッシック系のレコードを聴いていて、その音楽に合わせてバレエみたいにクルクルまわって踊っていた事を思い出しました。 私のイメージはデジタルはスタイリッシュだけど冷たくて都会的、アナログは野暮ったいけど温もりを感じる・・・デジタルな物って便利だけどアナログだった頃より壊れるのが早いような気がしませんか? ちなみに我が家にある一番古いアナログ製品はなんとダイヤル式の黒電話(笑)私より年上なんですよ」
(2018年2月26日 20:35 夕陽)
→へー黒電話、すごいね。確かにデジタルものははやく壊れるイメージやね。毎回、メ-カ-が早めに壊れるように作って、次のを売るためにそうしてるんだなっ、と、昔誰かに聞いた陰謀論を思いだすね。

■「こんばんは! レコードのジャケットは、大きくて置いておくと絵を飾ってるみたいでいいです。それも含めてデザインされてるからカッコイイですよね! 究極のアナログはやっぱりライブでしょうか。その時間に行ってそこにいて、同じ空間にいて。そういうのは、どんなにデジタルが進んでも残るように思います。デジタルはアナログの濃密さを薄めた媒体かなー。なんて思ったりします。どっちも良さがありますが... 今年の中尾さんも楽しむソルジャーで楽しみましょう!私も自分のワクワクを突き進みますよー! 」
(2018年3月2日 0:20 Yuka)
→うん、ライブだね。その日の天気やらお客さんの数や位置によってもまた変わるしね。ライブハウスによっても全然違ってて、色んな楽しみ方が無限にあっておもろいね。

3 件のコメント:

  1. 月末更新のものを翌月から書き始めるって、けしからんですね!何回も見に来てしまいましたよ!(笑)←もし(笑)がなかったら、怒ってるとしか思えないので、私は(笑)も好きです。にこっ。←こちらのバリエーションもどうぞ(笑)でもきっと誰の心の中にも個人的なルールはあるような気がしますよね。どうでもいいけど、自分なりのこだわりです。だけど、ときどきそれが窮屈になってしまうこともあるので、人から教わった「ルールを課さないというルール」を導入します。なので、たまには諭介さんも自分のルールからはみ出してくださいね。でももうすでに先月締め切りははみだしてるので、その件に関してはルール厳守で今月は締まってください!なはっ!今月のメッセージは個人的なルールで行くと文字数が足りていませんが、たまにすごく短くしてみても面白いかなと今思いました。そして、そうこうしてるうちに文字数のルールも守れたみたいです(笑)

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  2. (笑)ってそういえば無意識によく使ってますね。
    でも“(笑)”が無いと内容によってはこちらは冗談ぽく“なんちゃって”的な事を伝えたいのに相手には怒っているように感じられてしまう場合もあるので私はベタな感じでも使います!
    使うっていうのが私のルールなので宜しくお願いします♪

    あと、締め切りも出来るだけ守ってくださいね!(笑)(←ね、ある方が少しマイルドに伝わるでしょ(笑))

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  3. 今年は桜が咲くのが早く、あっという間に満開ですね。 
    いろんな情報が溢れ、やらなきゃいけない事もあって気づくと自分が疲れてるなって思う時ありますよね。いろんな事と繋がる事も大事、自分の中の静かな時間と繋がるのも大事。いるものいらないものの整理をしてそのバランスを上手に取れるようになりたいなって思います。
    中尾さんもいろんな事が動き出すザワザワするこの季節を心穏やかに楽しんでお過ごしくださいませ。

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