2017年2月4日土曜日

Vol.203「2017年1月、春が来ました」の巻

1月だのにもう春か、冬にしては東京、あったかい日が続いていますが、いかがおすごしか。 先日、ブログに書きましたが、連日風邪っぴき達の中にいて自分だけが風邪をひかず、「馬鹿は風邪ひかない」という言葉が響いてきて「だからか」としっくり納得したものの、どこか不安にもなり、うっすらと風邪ひきたい願望がうまれていたとこに鼻がグシュングシュンとなって「風邪か、馬鹿でなくてよかった」とほっとし、その旨をブログに書いた。ブログに書いた後で自分はtvkの番組、しゃかりきの収録に行ったのだけど、外にある休憩所にてぼーっとしていると、やはり鼻がグシュングシュンとなり、「あーやっぱりまだ風邪治ってないんだな」とおもうと同時に、安心感も改めて感じ、鼻をズルズルいわしてたところに、スタッフのトクさんがきたので「いやーかるく風邪ひいちゃったみたいでー」なんつってほんのり「こう見えて馬鹿じゃないんですよ」的なアピールも声の成分の中に混ぜて伝えたところ、「どんな症状なんですか? 熱は?」と聞かれ、I say「まったくないです」さらに「喉はどうですか」I say「全然大丈夫です」するとトクさんは簡単な診療の結果「中尾さん、そりゃ花粉だよ」と言った。僕は「あぁ!」と思った。時は1月、冬のど真ん中、自分の中に花粉は3月ぐらいからという勝手な思い込みがあり、まったくおもいもしていなかった花粉の存在。あまりにも当たり前のように診療結果を伝えられてじんわりと自分の中で合点がいってきた。そういえば外の空気を吸った瞬間に、「1月なのにもう春みたいな空気だなぁ」と思ったし、トクさん曰く、「今年はもう飛んでいますよ」とのこと。これは花粉だ、風邪でない。風邪でないということはやっぱりそういうことかと前記した安心感が勘違いだったことに無念さも感じたがしかし、それよりも思いもしなかった花粉、春先に訪れるはずの花粉、毎年苦しめられる花粉、天敵の花粉、レッツゴー花粉、花粉2017、花粉ツアーの始まりに、不意打ちをくらった気持ちになり、「あぁ、これは花粉か、そうかそうか、だわだわ」となんども頷いて、いやー気づかなかったなぁーとグシュングシュン言わせながら妙に納得した。目に見えないほど小さな花粉なんかに自分の日常を左右されてなるものかと、あきらかに花粉症だろうと思いながら、どこか悔しいので絶対に花粉症だということを自分で認めない作戦を遂行していた時期があった。どんなにマスクの中で鼻が垂れていても、「これは花粉のせいではない、自分は元からこういう体質なんだ、鼻水も込みで自分なんだ」と、鼻が垂れているからってなんなんだと吸い上げることも拭くこともせず、「垂れるなら、垂らしていようホトトギス」、あしたのジョーにもならってノーガードのイメージで対戦していたことがあった。これはこれで開放感、窮屈な思いから放たれた自由感、街行けば普通にマスクをしている人に見えるだろうけど中は大洪水だぞと、どこか社会から一歩外れたアウトロー感も感じられることができてよかった。

ともあれ最近はユーチューブをよくみる、松田優作、ショーケン、高倉健、吉田拓郎、やはりかっちょいいなぁと、忘れていたなにかを思い出させてくれる。昔からこの人たちをみると心が戻る感じだ。ありがたい。で、行き着いたのが井上陽水と玉置浩二の「二人だけのハーモ二ー」。メロディーが素敵やなぁと。今までも知ってはいたけど今になって心にジャストフィットして早速ギターで弾いてみたところ、コード進行が難しく初めて出会うコードなどもあっておもしろい。何度も練習して、こりゃ難解だなぁと一日おいて、翌日弾いてみると昨日より弾けていたりしてまたおもしろい。ふと磯をおもいだす。磯も最初はただ岩がゴツゴツしてるだけにしかみえないけれど、何度か通ってると自分だけの道が見えて来る。ここに足をかけて、次はあそこでと階段に見えてくる。休憩する時は、ここがソファーで、ここがベッドでと、磯はただ変わらずそこにあるだけなのに天然の自分の家ができてくる感じだ。そんな気分で難解だったコード進行が自分なりに馴染んでくるからおもしろい。はたまたおもろいことをしていると花粉も気にならなくなる。ライブもそうなんだけど花粉症に効くのは自分にとっておもろいこと、ライブをしているのが一番いいんだろうな。2月はライブが少ないから気がゆるんでるのかなとか思ったりもして。只今、アルバム『オレンジの太陽』をひっさげての全国ツアーを3月4月と組み立て中であります。全国おもしろくなりそうなのでぜひ、風邪、花粉症の予防のためにもチェックしてもらって足を運んでもらえたらとおもいます。そして発表になりました、さすがにもう花粉も飛んでいないだろう5月28日は下北沢のシェルターにてIn the Soupのワンマン、その名も「ザ・ワンマンショー」こちらもよろしくです。

いやはや思っていたタイミングと違う、2017年の花粉の不意打ち、びっくらこきました。花粉だと知ってから翌日の朝がきつかった。両鼻が完璧につまり目の奥鼻の奥に熱がたまって口だけで息をする。あーつらいっ頭ぼーっとして元々ない注意力がますます散漫。毎年、飛び始めの花粉がジャストフィット、スギの花粉か、これ乗り切ればあとの花粉は大丈夫。みんなどう乗り切ってるんでしょ? 風邪も本当につらい思いをしないと「馬鹿でなくてよかった」くらいですが、本格的にひいちゃうとつらいみたいで、なってないからそんなことおもうんでしょうね。馬鹿もある程度の馬鹿なら笑えるけんど「馬鹿だったな」と後悔する馬鹿はちょっとつらいですね。そうなるまで気づけないことってあるけど、どちらも気をつけたいもんです。と、花粉花粉告知花粉、花粉の話ばかりの上にまとまりつきませんがこれも花粉のせいにして、今月はこのへんで。よい春を。


正月 弟と甥っ子と

コマと。

1月3日 磯先輩よりお誘いいただき、一年ぶりの再会釣行江の島へ。このクロダイは磯先輩が釣ったクロダイ。続けて自分にもあたりがあったものの腰がひけた瞬間に糸が切れ逃す。 かかったら竿をもっている肘を90度に曲げて竿を立てその角度をキ-プすること。そこから足腰とリ-ルを使いやりとりをすること。その肘の角度を勝利の角度と言うこと。潮の流れ、クロダイがくるタイミングなどを色々と教わる。「次の一投目できますよ」の宣言通りにこの一匹を釣りあげた磯先輩、恐るべし。

表参道の交差点近くの発酵ものやさん。月に一度いく。おいしいのはもちろん、体によさそうでいく。食べると必ず腹がゆるくなる。発酵→菌→腸で暴れる。そんなイメ-ジの思い込みからか必ずゆるくなる。今までいた悪い菌を追い出してくれてるのだと信じて。

1/5新年会at新宿ロフトバ-カウンタ-にていてもの鍵盤をギターに持ちかえて歌う大ちゃんのロカビリー。

1/7 浜松にてインザスープ。主宰宇野さん夫妻とKと。

1/9 吉祥寺にて 新年会ライブ ササキオサムさんとチョメ吉さんとお客さんと。

1/14 下北沢440にて。 共演のツンタさんと高橋徹也さんに音楽的上質を感じた夜。

1/21 雰囲気がいい。江の島も近くて気持ちもりあがり、カントリ-な雰囲気がしっくりくるハコ、辻堂ステ-ジコ-チ。

辻堂の翌日、江の島へ行きたいとこだったけど、行けなかったので、後日一人始発で江の島へいき釣りあげたクロダイ35センチ。グンとひいた瞬間に「勝利の角度!」と口から飛び出し言い聞かせ、先輩の教えを実践、足腰を使って釣りあげた一匹。これでようやく年明けた気分にもなり、明けましておめでとうございます。







♦諭介がお答え致します

■「こんばんは。はじめまして~ [オレンジの太陽]まだ聞いてないのですが、今回のエッセイ読んで楽しみになりました! 仮想インタビューもやってみたいと思います(笑)。 来年もいろんなところでライブされるのですね。是非甲信越も来てくださいね(笑)。 中尾さんファン歴まだ1ヶ月くらいで、まだまだ聴けてない曲がいっぱいあるんですが、[さらば、青春]がドツボでした。 ではライブ楽しみにしてます!」
(Yuka 2016年12月30日 23:06)
→甲信越ライブで行ってないねー、いきたいねー、蕎麦やね。 甲信越、いつの日か!や。さらば、青春、聞いてくれてありがとう。

■「インタビューごっこ面白かったです。インタビュアーさんがなかなかいい感じの人でしたね。カッコ笑い。質問を想像するのも面白くて、自分だったらこういう質問しようなんて考えていました。「オレンジの太陽」を聴いていて、諭介さんの心の中にはいろんな色が入ってるんだな。と思いました。ジャケットは白黒だけど中身の一曲一曲にはそれぞれの色が見えるように聞こえたんですよね。確かにタイトルに色が入っている曲もあるんですけど。そういうんじゃないです。カッコ笑い。アルバムを持って今年はどこに行くんでしょう。去年の今頃はダブリンで歌うなんて思いもしてなかったですよね。楽しみですね。良い歌の旅になるよう今年も応援しています!あ、釣りも。かっこ笑い」
(A.T 2017年1月18日 17:00)
→おもいもしなかったね、今年も思いもしなかったこと、なんかあるんだべか。いいことでありますように。色んな色を感じてくれてうれしか。ありがとう。

■「インタビューごっこ面白いですね。質問の内容を想像しながら読むって、最近見たツッコミが先にきて何てボケたか考えるって漫才を思い出しました。 曲の解説や思いを読みながらアルバムを聞くと、最初に聞いた時よりも更にその曲の世界に近付けるような感じがするので面白いですね。 まだこのアルバムを聞いてないたくさんの人達にも今度のツアーで聞いてもらえるといいですね」
(夕陽 2017年1月22日 10:27)
→インタビュー書いてよがった。ありがとう。聞いてもらいにいきまっせ。

■「惑わぬ年齢的にも、マイルドな訛り的にも、ちょっと巻き舌的にも、いい感じの男のつぶやきを「オレンジの太陽」にて拝聴しています。 自分の中では、淡いノスタルジーを覚える、お洒落な童謡を聴いている気分となります。素敵なアルバム。。ぶしつけですが、点数つけるとしたら何点ですか~? 2017年も音楽を通じていろんな出会いと発見の年でありますよう」
(たかの 2017年1月27日 21:49)
→がはっ ぶしつけですね〜何点やろ、点数はつけれないけど去年、出来上がりそうな時から出来上がって、何度か2016年のベストアルバム賞を自分にあげたよ。感想を伝えてくれてありがとう。