2015年8月27日木曜日

Vol.186「相棒、ホンダ・シティ」の巻

あっちーあっちーって言ってたのが思い出せないくらい、いきなり肌寒くなった今日8月25日、今年植えた朝顔はようやくつるが支柱を越えだしたので、より高くつるを絡ませる為にネットを買ってきてベランダに設置。「伸びなはれ伸びなはれ、思い存分伸びなはれ」と巻きつけてやったが、Tシャツではもう寒くなってしまった夕方に、完全に秋に突入してしまったことを知り、どうにか膨らんできた花のツボミをみて「ごめんね」な気持ちになった。ごめん、遅すぎた、種を蒔くのが遅すぎたが、いけるとこまで見せておくれとお願いした。そんな完全に秋な今日この頃、いかがおすごしか。

暑かった夏、燃やしつくして、フィルムの現像がどういう仕組みなのかは知らないけれど、この肌寒い空気に触れると、水につけて写真の画像が浮かびあがるように、この夏の焼きついた景色が浮かんでフィルムが回りだす。

15周年を記念して遂行している全国15ヶ所漫遊記、気仙沼から仙台へ向かう車の中、窓の外の景色はずっと田んぼだった。延々と続く田んぼの緑を見ながらふと、幸せかもしれんなぁとおもった。

今回もどこへ行っても誰かのお世話になって、歌を聞いてくれる人に会えて、ありがたくおもい、もっとがんばんなくちゃなと力をもらい、また次へと、そんなことを繰り返してく。延々と続く田んぼの緑を見て、「どこまで続くんじゃ田んぼ、こりゃコメ不足の心配はない、安心せぇ、日本は安泰じゃー安泰じゃー」なんつって旅疲れのハイテンションでふざけてKと笑ったけんど、その後で、山頭火の「分け入っても分け入っても青い山」って句がよぎった。「分け入っても分け入っても田」であったが、「分け入っても歌」どんだけ行っても奥があって、いいことばっかりじゃないけれど、高校の中庭で初めて鳴らしたGのコードから、今までこうやって歌の旅ができることに、ポツンと雫が落ちるみたいに、幸せもんやなとおもった。きっと旅の途中だったから感じた感覚なんだろうな。田んぼでもアスファルトでも車の窓から見える流れるような景色がいい。ようやく後半戦、9月ギッシリラストスパート。どこかこれそうなところがあったらぜひ、よ。

そんな漫遊記を続けながら、あたくしゃ自動車免許取得に向けてテストを受けたのでありました。そう元々持っていたのだけど5年前に失効。その原因が銀座の街にてバイクの二段階右折見落とし、その積み重ね。バイクとは書きましたが二段階右折ですから原付ですね。慣れない道であったとはいえ言い訳無用、二日連続で捕まり点数を引かれ、「えーマジですか、ここもそうですか、あいたたた、昨日も捕まったんですよね、あーあいたた」的な往生際の悪いやりとりをし、失効。カッコ悪くて仕方ありません。見落とし注意、よくないですね、怠慢でありました。 この点数制度について弟が前に、「引くばっかりじゃなくて、いい曲がり方をしたら1ポイント貰えるとかないもんかな」と冗談で言っており、それもそうだな、あったらマナーとかもよくなりそうだと半分本気でおもいましたが、最初から決まってるルールですもんね。守らなければいけません。どうもすいません。

でで、先日仮免学科のテストを受けるべくテスト勉強をしたのだけど、使ってなかった部分の脳味噌使ったみたいで頭がスッキリして、答えがあることだから、やったらやっただけ点数が上がっていくってのが面白くてなんだか新鮮でありました。 免許のない生活に慣れ、なければないで気楽でいいもんだとおもっていましたが、免許を取りに行こうと思ったのは、ツアーに車で出てスタッフとメンバーが運転する車に乗ってるだけってのもどうかとおもったのと、単純に、やっぱり運転したいなぁとおもったからでした。 やっぱり車の運転は好きなんですね。前に何かの本で読んだ話、スーパーなどでよくある、車輪の付いている買い物かごカート。あれは男女で買い物に行った場合、カートは男にまかせるべしとあり、理由として、男には本能的に運転をしたがる特性があるとありました。そして男はそのカートを押しながら心の奥で「ブーンブーン」と呟くのだとも書いてあり、なるほどそうかも知れないなとおもったことを思い出します。

自分も自分の車を持ったことがありました。大学の頃、警備員のバイトをしていた時、警備員の先輩に、車を売りたがってる知人がいるのだが買わないかと言われ、車なんて持てるわけがないと思っていたのだけど、値段を聞けば10万円とのこと。車種はホンダのシティ。車がそんな値段で買えるのかと、バイトを頑張れば買えないことはない、シティと言えば小学校の時、シティの絵の書いた筆箱持ってたなぁーと気持ちが高まってしまい、紹介してくださいと答え、その知人の連絡先を教えてもらった。

電話をかけ紹介してもらった旨を伝えて一度会うことになった。神奈川の平塚から小田原まで行きシティを見せてもらった。黒い中古のシティ。見た目一発で気に入った。自分が車を持つなんて信じられないと運転席に座ってみたらしっくりきて、相性ばっちし、買うしかないなと商談成立。自分のコクピットを手にいれた、小さいシティ。嬉しかった。動かなくなるまで乗り潰すぞとおもった。

夢心地で運転して帰った。ハンドルの感覚もしっくりくる、出会うべくして出会ったような感覚。自由の幅が広がった。夜道、車を走らせた。嬉しくて住んでた平塚も通りこして東へ東へ、横浜方面へと走らせた。横浜の手前あたりで異変に気がついた。ボンネットから煙が出ていた。煙はどんどん増えてきて、こりゃただ事でないなと嫌な鳥肌が立って慌てた(車が故障するとぞわぞわと嫌な鳥肌がたつ、思い出しても今ぞわぞわきたけんど、これ不思議ですね)。 ガソリンスタンドが見えたのでそこへ入り店員さんにボンネットを開けてみてもらった。 するとラジエターに穴があいていて、エンジンを冷やすための水がもれて熱が上がり、煙がでたのだということ。その場で水を入れてもらい帰った。帰る途中、もう一軒ガススタに寄り水を入れた。故障車をつかまされた、やられたとも思ったが、一目惚れをしていたのであまり気にならず、水を入れればいいのかと次の日からヤカンをつんで車を走らせ、そろそろ煙が出るかってところで車を止めてヤカンに水を汲んできてラジエターに入れて走った。そんな手間のかかるところもかわいくおもえた。

正月、手間のかかるそんな相棒と九州まで帰ってみようとおもった。スピードを出すと煙が出るので高速は使えない。下道で平塚から宮崎は延岡まで。平塚を夜出発してのんびりゆっくり走らせると、箱根の峠、延々続く山の上り坂で、アクセルを踏み込んでも止まりそうなスピードになった。遅い車が走る登板車線を走るもトラックに煽られまくり迷惑をかけた。今思えばさらに迷惑な話だが、しょうがないっぺと開きなおって走ってた。なんとか登り切ったところで水を入れようと車を止めた場所が、走り屋達の溜まり場だった。走り屋達を横目にヤカンに水を入れてシティに飲ませてやる。またノロノロと走らせて、カセットテープでチャラを聞きながら九州を目指し、初日の出は山口県で見た。たくさんの暴走族、その長い行列もノロノロだったので自分のノロノロが目立たないですんだ。結局、車中泊をしながら、ヤカンで水を飲ませながら3日かかって延岡に到着した。箱根、初日の出、どっかの県はサークルKばっかりだなぁと、覚えてる景色はそのくらいだけど、相棒とチャラと長いドライブができたのはいい思い出だ。 乗りつぶしてやろうとおもっていたけど、その日は早く訪れて1年半ほど乗って、ブレーキパッドもなくなってきたので手放すことにした。手放す最後の日、相棒もこの日まではとがんばってくれてたのか、最後の最後でほとんどブレーキが効かなくなった。オンボロだったからか愛着もひとしお、いい時間をすごした感覚がずっと残ってる。またいつかあんな相棒に出会いたいもんです。

車ってやっぱりいいですな。
と、その前に取らねばならない自動車免許、明日は実技の試験、いっちきます。

8月頭、富士山のてっぺんに月がのぼり

吉田くんがその下でシェ-してたおもひで

これクリスタルボ-ルって楽器 ワイングラスのふちを指でこすって音を出す要領で 棒でその陶器をこするって音を出す。その周り にみんな雑魚寝し 瞑想。 ぼかぁ 窓の外から 見学。 終わったあと 音を鳴らせるか試させてもらいまして 調子に乗ってぐわんぐわん鳴らしていたらば 鳴らしすぎてはいけないとのこと この楽器 その昔 文明を1つ破壊したと言われているとのこと よく 武器を楽器に と言いますが その逆に 楽器が武器になって 文明がなくなるなんてことがあるんだなぁ と 色々とびつくり 手前に映ってるのは鍵盤の大ちゃんね で その奥がそれね。

やっぱりかっちょいいです。日本の夏に甲子園があってくれて よかったな-っておもいます。

昆虫展がやっていたので ふらり入って いろんな昆虫みては ほ- ふむふむ へ- ギャ- などなど とても楽しかったのですが、名前の最後が モドキ つまり 似ていると言うだけで、何々のような でまとめられてる 昆虫が いくつかあって それは かわいそうだなとおもいました。 自分が昆虫だったら よく似てると言われてきたところからして言えば ユ-スケサンタマリアモドキ とか エレカシモドキ セラモドキが自分の名前になるといったところでしょう。

銀座を歩いていたら 目の前に何か落ちてきてアスファルトに激突、ギャギャっと二回音がして見ればセミが 仰向けになってゆっくり足を動かしてる。今年は特に歌にもしたからか アスファルトの上で最後をむかえようとしてるセミをみると指につかまらせ 土のある方へ 放したくなる。 少しいいことをした気分にもなって、いやまてよと、 これ自分だったら 土の上がいいなぁ ってだけの話で もしかすると このセミは 土の中にいたときから 最後をむかえる時ははアスファルトに 激突し その上でカラカラになって死んでやるだ ってのが夢で 最後の力を振り絞り ヤ-!っと急降下し 激突 ギャギャ!っと声が出て 天を仰ぎ 意識朦朧 の中 これでいい これでいい と 至福の最後を 迎えようとしているとき 憐れみ顔の男が 指を差し出してきて つかまりたくないのに 足がギザギザになってるもんだから つかまっちゃって もといたとこにつれてこられ 男は うん、これでいいと納得顔で写真まで撮って去っていったが このセミからすれば ありがた迷惑を通りこし あぁ 無念 この恨みはらさでおくべきか ポトリ、と 土の上で 果てました とさ。 なんてことも ありえるよなぁ と。こういうことってよくあるよなぁと複雑な気持ちになった夏の終わり。

毎月行ってるKsドリ-ム 壁にカ-トコバ-ンが浮き出てかっちょよくなりました。カ-トのKだけど、こちらKの誕生日もここでライブやりますんで、ぜひ。

あぁ 近所にあってほしい店 平塚にある 花水ラオシャン 小田原ラジオライブの帰りに。
これにラ-油をたっぷり入れましていただきます。東京への出店希望。

ナスの葉っぱ、丸くてかわいらし。

で やりました。 仮免合格。 いつもと違う頭を使い いつもと違う緊張を。 あるときは当たり前 なくなると
手にいれるのにこんなにドキドキするものなのかと実感。

♦独占企画 諭介がお答え致します

■「中尾クンのお話を読んでいて、昔から好きな絵本を思い出して引っ張り出してきました。 自分のカケラを探しに旅に出るお話。 今日はその本をくれた人の13回目の命日で、13年前、真っ白になった自分を取り戻す為に写経を書いていたのも思い出し、またまた引っ張り出してきて見たけど、雑念だらけだったのか、中尾クンみたいにキレイじゃなく間違いだらけ・・・。 まだまだ修行が足りないなぁ~。 どんな日でも、お家に帰ってベランダの植物に水やりしている時、前の日より少しでも成長している姿に、あ~このこも暑い中がんばってるなぁ~って、ほっこりした気持ちになります。 まだまだ暑い夏、熱いライブが続くと思いますが、お身体に気をつけて~☆」
(まぁ 2015年7月30日 0:23)
→ありがと、ほんといつの間に伸びたんだろっておもうね、それずっとみてね。他の家に映えてる朝顔の根元をみるようになったな-前は上ばっかりだったけど。写経、いいよね、机の上においてると机散らからないわ、汚くできないなぁとおもうんだろね。

■「今月は漫遊記の話かと思いきや!予想を裏切られてバスケットボールの話、ゲームの光景が目に見えるような文章が面白かったです(笑)ヘイメーン的って!って、ヘイ、メーンチームの人達、ヘイメーンって多分一回も言ってないですよね?言ってました?(笑)でも、不思議と伝わってきたのが面白かったです。他の人じゃない諭介さんならではの書き方だな~って、だから、そういうオリジナリティがあったりする反面、写経で文字を書き写してるのがすごく意外でした!そして、私ももっといろんなこと求めないとな、と思わされました。自分の中になかったことをやってみるといろんな発見するんだろうな。今週は夏の終わりを感じさせるようなお天気もあって、ちょっと淋しくなりそうになったけど、今年の夏は15周年漫遊記でとても楽しい夏なんでした。ファイナルのジュテームシェルターまで楽しみは続きますね。残りの夏もマンマミーヤ!(笑) 」
(A.T. 2015年8月19日 12:17)
→うん、マンマミーヤ、夏なんでしたか、そうなんでしたか。そうだね、ヘイメーンって言ってないね、一回も、言ってないね、そう見えるとそう聞こえてくる持ち前の思いこみの強さよね。

■「音楽だけでなくスポーツや栽培、写経・・・いろんなことに挑戦してそれでもまだ何かが足りないって感じてるなんて諭介さんの貪欲さに頭が下がります。 暑さや日々の忙しさや疲れを言い訳にしてやらなきゃいけないこと、やりたいことを先延ばしにしてばかりの私・・・これを機に生活を改めなきゃ! でも人間っていつも自分に課題みたいなものがあって、それを一つずつこなしてはまたこなし・・・を繰り返していくものなのかもしれないなって。だとしたら、今も違う何かをこなしてる最中かもしれないし・・・ってこれも言い訳ですね(笑) キビシイ残暑、ご自愛くださいね」
(夕陽 2015年8月22日 10:59)
→挑戦って言ったらかっこよすぎるね、すがりとか逃げとか逃がしとかかもね。あ-やんなきゃいけないことやらないで、違うことやったりするね-、やんなきゃいけないことをやるために違うことするみたいな、心がそっちになかなか行かないから違うことするみたいな、ってこれも言い訳か。