2013年2月28日木曜日

Vol.156「血潮」の巻

立春といいながら、そこから寒さ本番やん!三寒四温といいながら、十寒以上いってるやろ!と言いたくなる今日この頃いかがおすごしか。いやはやここまで寒いとあったかくなってきた時は嬉しいでしょうな。やったーやったーっと両手をあげて、蝶のようにスキップしている自分が目に浮かびます。とかいいながらあったかくなったらなったで花粉にふんがぁ、憤慨したりしてるんでしょう、季節ごとになんだかんだといっとりますがいかがおすごしか。

血が燃える、騒ぐ、熱くなる。そんなことが最近、頭をよぎります。
なんだかなぁな、ドン曇りのちょいと憂鬱な寒い午後にだって、イヤホンを耳にさしこみ街を歩けば、よっしゃあ!な気持ちや、せつない気持ちで血が燃えてきて、それまでとは街の景色も違ってみえる。これってやっぱりすんげーことやとおもいます。そうさせてくれる、目にも見えない、さわれない音楽ってのはやっぱすげーなともおもうし、それを感じて騒ぎだす血ってのもすげーなと。寒さもやわらぐしね。不思議です。血液も海のように満ちたり引いたり、荒れたり凪だったり、熱をもったりなくしたりしながら流れてるんだろうなっておもいます。血潮って言葉があるくらいだから人は誰でも自分の赤い大海原を誰でも持ってんだなぁと。

前にテレビでみたのだけど、一人のお坊さんが「生きている人はみんなぬくもりをもっている、それは単純に血の温度のことなんです。その熱に気付けるか気付けないかだけなんです」というようなことを話していて、とても印象に残った。単純に血の温度ってのがすぅっと心に入ってきた。自分にもそのぬくもりがあるんだなとおもったら、なんだか笑えてくるような、泣けてくるような嬉しい気持ちになった。この血のぬくもり、血が流れている奇跡を感じていたくなった。いつでもそれを感じられたらいいけど、やっぱり忘れる。だから時々思いだしては嬉しくなる、感動をする。それは自分のだったり、誰かのだったり。音楽や人に気付かされる。教えてもらう。

ガスコンロで煮たたせたわけでもなく、コンセントをつなげて充電したわけでもないこの熱、この温度はどっからくるんだろう。
ちょいと自分の温度を確かめてみると不思議でしょうがなくなる。自分の意思ではどうにもできないものだから、生かされてるってやっぱりおもう。不確かで力強い温度。

その温度がちょいと上がった時。例えばバンドの音の波の中にいる時、歌の中にいる時、生かされてるの中で生きてるになったりするからおもしろい。

また、酒をのんで盛り上がる。男達だけで馬鹿話から気がつくと声がでかくなって意見をぶつけあってたりする。最初はいいがそのうちみんなよくわからなくなったりして、そこに切り込もうと誰かがハイハイハイハイ!と手を挙げてみんな聞く、それがまた大した意見じゃなかったりしてなんじゃそりゃ?となってまた馬鹿話にもどったりしてを繰り返す。バカ一直線なんだが、最後はもうよくわからない熱だけで話している、そんな熱も好きだ。熱は残るからおぼろげな記憶の中であんなことをあの男は言っていたなと翌日思いだして笑えたりして、また会いたくなる。熱のある男と会うとこちらの血も熱くなるからおもしろい。血は海のようだと書いたが、やっぱり日々の暮らし、生まれてきてから、おとなしく利口な海ばかりじゃないから、言葉にできないどうしようもない海を熱で語っているんだろうなとおもう。単純に馬鹿野郎の集まりなんだけどね。でも血の熱い男に会うとやっぱりこっちも嬉しくなるもんです。

冷めていたり凪だったりがほとんどではあるが、だから熱くなれるもんに向かっていきたかったり、会いたかったりするんだろうな。
間違っていようが馬鹿だろが、人のも自分のも熱のある血が愛おしく自分にとっては確かなもんであるなぁと、熱を感じながら生きていきたいと改めておもう寒風厳しいこの頃だ。 はよ来い春!



ある日の朝食
ミキサーでフル-ツジュース

みたことある

節分ライブのあと自販機にて当たり よろこんだが これけっこうあたるね

男ふたりでコップ酒
かっこいい、んが このあと ふらふらに。

銀座の昭和なキャバレ-クラブ
店の前を通るたび 宮崎出身の名前ちぇっく
アラレちゃん 気になる名前

さて いよいよ

そろそろかこの季節
今年も知らんぷり作戦で

 
釣り師的に
いつもボラは外道
んが鯛と並んで売られており感動



◆独占企画 諭介がお答え致します

■「諭介さん、こんにちは。
屋久島へは行ったことないけど、自然に触れることで目には見えない、言葉では上手く表現できない大切な何かを心に感じる感覚は分かるような気がします。
そして自然からもらうそんな感覚と同じようなものを感じられる諭介さんと諭介さんの歌が大好きです。
これからも一人では感じることができない、見ることができない景色、諭介さんが歌の旅でみつけたものを見せてくださいね。
追伸 一日遅れですが、昨日はバレンタインでした。諭介さんだけに愛をこめて・・・」(夕陽 2013年2月15日 10:13)
→ぎゃっ
どうもありがとう
何億光年向こうから聞こえてくるような心の奥から歌音を鳴らせたらとおもう次第です。


■「2013年最初の回、いいお話でした。
その時すぐにわからなくてもずっと残ってることがたくさんある。
そこがアンダーラインですね。

屋久島のことは何も知らなくって
諭介さんが行ったことも知らなかったけれど
その美しさと強さは、
諭介さんの歌の中にも今はあるような気がします。
そして、この先その芽は
もっと大きな木になるような気がしますね。
っていうか、なるといいなぁって思います。
行ってよかったですね。

そして、お相撲さんが祝子川を聴きにきてくれたことも
甥っ子誕生も嬉しいなぁ~!って、
すっごくいい気持ちで読んでいたら、

歌手仲間の大久保海太さん。

の写真が出てきてずっこけました(笑)
豆まきライブは今年も楽しかったですね♪

今年で40歳になる諭介さん、
私もそのことは信じられないけれど、
自分で少し笑えるってことは
きっといいことなんじゃないでしょうかね。
おじさんになっても素敵でいてください☆」(A.T 2013年2月18日 17:19)
→うむ、もう今から年を聞かれるたびに40ですと答えてます。慣らし運転中です。


■「絵本と音、素敵な融合ですね。聴いてみたかったです。
中尾さんがどんな絵本を読まれたのか気になるところ。

それから、「もとから手がふるえている家系」(笑)。
やはりギターは弾きやすいのでしょうか」(みぃ2013年2月26日 23:12)
→あぁなるほどね、その振動でねってなるわけナッシング、ギターは弾きにくいよ
緊張するとさらに倍になるからね
絵本は だくちるだくちるって絵本。今も本棚にしまってあるわ。