2009年10月13日火曜日

Vol.116「台風雨宿り」の巻

 台風いっきに日本を北上してった。東京は風がボーボーふいて、怖いくらい、眩しい青空。
いかがおすごしか。

 台風来るまでは、少し冷たい雨が降り続け、なんだかこのままずっと降り続けるんじゃないかともおもったし、今までもずっと雨が降り続いてたんじゃないかとおもわせた。
雨が降っているのが当たり前。ともなって気分も少し、アンニュイになったりして。

 ずっと昔に対バンした氣志團が「やまない雨はないんだぜ」なんつってMCでいっていたのをおもいだしたりして、頭の中で何度かまわって、そうかもなと、空をみた。

 今までのことをおもえば、小さな時から雨は降っていたようにおもうし、その雨がやんで、晴れたりしてきた。が、また雨はふるし、それを繰り返してきた。

 晴れてばかりいたいもんだとおもうけど、そうはいかなく、雨はくる。

 雨ふりばかりかとおもえば、晴れ間がある。

 いろんな顔をみせる空がいてくれてよかったとおもう。

 空と心はにているなぁとおもう。

 雨がふったり、晴れたり、朝焼けだったり、夕焼けだったり、色が鮮明だったり、鈍かったり。同じ空がなく、ゆっくり変わっていって救われる。

 いろんな顔をみせてくれる空がいなかったら、人は正気を保つことができなくなるだろうなとさえおもってしまう。

 自分のことだけ考えて、窮屈になったり、こうあらねばならないと、自分に強いて、閉じ込めたり、人を疑ったり、恨んだり。

 空からみてみたら、そんなことが、とてもちっぽけにおもえてくる。

 決めつけたりすることがある。自分の不安を楽にしようと、おもいどおりにしようとする心がある。計算もする。ゆとりもなく、自分の足らないことだけを、うめあわせようとするときがある。そんなとき、空さえ征服できるとおもいこんでるんじゃないだろうかとおもう。

 何かを作っている時、その空は無限に広がる感じがする。そんなことだけでつながれたらと思う次第だ。
 台風がくるまえの雨宿りにて、ふとそんなことおもったりしたりして。

 順番をまちがえるなよと台風が、おもいあがるなよと暴風雨が、街や人を通りすぎてみせてくれた青空が、まぶしく光る日だ。


台風一過2009秋。

空港に降り立ちフグが迎えてくれる。
ニックバッカーズのドラム大輔に
似ていたので、写メールをおくってあげた。

そして
プラットホームにて宮崎と北海道の
奇跡のセッションにテンション上がる。

忍法、一人ジンギス。しかもパシャリ。

クロワッサンがおいしい喫茶店。

好きな通り。
さびれてて、いいかんじのお店がある通り。

ライヴさせてもらったモ-ルがポスターを
作ってくれていた。しばしみとれる。

忍法、一人遊び。

そんで温泉。慌てていてぶれているが、
温泉宿なのにこういうことを、
こういう感じでなげかけてくるのがいい。

北海道、看板もでっかいど。



◆独占企画 諭介がお答え致します


■「ちょーど1年ぶりです、中尾アニキ!
久々の電子的お手紙です。
さいきん、自分の故郷について想ってたとこでした。
前までは、生まれて育ったとこだけが故郷だ、って。どこへ行ったって、よそもんなんだ、って思い続けていたのに。
その故郷をはなれ、はや数年。
今では郷土愛が芽生えつつあります。

飲み屋にて。
転勤風のリーマンが、来たばっかでこっちはよく分からんと、地元の自慢ばっかしで、ちょいと小馬鹿にする始末。
いつもは面白い店主も顔がくもり、不快指数レベル8強。
それを横目に、だまっていられず、
さりげに、地元自慢返しをしてやりました。
転勤のあいだだけでも愛着をもって欲しいと思うゆえ。
あれれー、これって郷土愛ってやつか?
そう思った瞬間でした。

中尾アニキには4つの故郷があり、想い出も4様。
そういうことでいいんだなと、確信しました。
全力で郷土愛、またどこかの街でも郷土愛、
それでいこうと。

センチメンタルのバカ野郎ぉー!
そんな、秋の夜長です。

アニキ、でわまたね」(2009年9月11日0:59・from ハル)
→だはっ、飲み屋でよくみる風景やね。リーマン風味の男も寂しかったんだろね。その地のいいところを熱く語ってくれて嬉しかったんじゃない? 自分もよくやるわ。ムキになって郷土自慢対決。非常にこれ女子にモテない飲み方やろね。たのしんでんだけどね。なんやろね。熱くなるよね。

■「こんにちは。ちらちらと秋が近づいてきましたね。私にとって今年は自分の思ってもみなかった展開になりつつあります。転職を決意し動きだしたはいいけれど、あれあれ?って感じで思いもよらぬ展開にいいのか?と自問するときもありますが人生なにが起こるかわからないもんだしなぁと実感しつつ、ゆるりゆるりと流れに乗っています。ライブでくじらを聞くと自分の選んできた今までの人生と共にもっと自由にどこまでも行けそうな気がして元気がでます」(2009年9月13日15:18・from 皆川正美)
→そう感じてもらってあのくじらも喜んでるわ。
ぷかぷか浮かんで、流れに乗って、あんなことやらかしたろうってひらめいたりして、ってくりかえしてくんだろうね。


■「こんばんわ。
夕刻の、夕焼け、ってどうも悲愴なかんじであまり好きではなかったのですが、今年、旅に行った日御碕で急に夕刻の、夕焼けの美しさに目覚めたんです。作り話じゃないです、、、年取ったのかなあ、いい意味で熟してきたのかなあとも思いました。その点、中尾さんはずっと前から夕焼けの美しさ知ってて、若い頃から、子供の頃から熟してるのかな。寂しい悲しいが燃えてる、って思えるの、すごいな。

子供の頃住んでた所にフラっと行くと、はい、タイムスリップしたみたいですね。
自分だけあの頃に戻っちゃったみたいな。小3までいた所が自分にとってそんな場所です。
10年前に行った時は、住んでた貸家やその周りのぐちゃぐちゃしてたのが残っていて、懐かしかったです。探検したなとか、トンボとったなとか、どんな遊びしてたとか、次々蘇ってくることに驚きました。その何年か後にいったら、曲がる所間違えちゃったかなっておもうくらいすっきりと駐車場と駐輪場に一掃されてました、、時間の経過を体にガガガ受けました。
なんだか久しぶりで思い出の思い出を思い出しました。。ありがとう

夕焼けや秋を唄った童謡はとても好きで、子供の頃のいろんな気持ちを思い起こさせます。自分は故郷から出てないのでね、、夕焼け=ふるさと、そうかもしれんと思います。

夕焼けを思い出す町が残っていて、いいですね。
次へ行く気持ち、大切にしてこれからもがんばってください。応援してます」(2009年9月16日22:21・from 高野)
→いままでそうでもなかった風景や言葉がいきなり感動になったりすることはあるわ。あれびっくりするね。ずっと心に残るのよね。

■「こんにちは。
私も秋が好き。空気が透き通っていて、いつもより大きく深呼吸したくなります。
秋の空は人の心みたいに色んな表情を持っていますよね。
あと、夕焼けも好き。秋じゃなくても夕焼けは好きだから見ちゃうんだけど、秋の夕焼けはちょっと切なく心に映ります。
“ふるさと”へ行ってみるってなんかいいですね。
自分のルーツを辿るっていうか、失くしちゃいけない忘れかけてた何かを思い出させてくれるような気がします。
きっとあの頃の自分が教えてくれるんでしょうね。
心が泣けてくる・・・っていうのはカッコ悪いことなんかじゃないと思います。心に何も感じられない人ほどつまらないものはないと思うから。

読んでいて私も夕焼けに会いに“ふるさと”へ行ってみたくなりました。あの頃の私はきっと笑顔で迎えてくれると思うし、何を教えてくれるか楽しみです」(2009年9月23日10:26・from 茜色♪)
→秋はいいね。ってか空と心が似ているって今回書いたのとまるかぶりやね。びつくり。パクッてないよ、そらおもろいわ、確かに秋はいろんな顔するわ、雲がまたおもろい。

■「今日はよく晴れています。秋晴れ。いい季節ですね。諭介さんは好きみたいだから、よかったですね。私は名前のせいでみんなに呼ばれてちょっぴり照れくさい季節ですわ(笑)。自分のことじゃないとはわかってるけど。自分は気にするものです。その、小さい秋みつけた、とかは子供の頃、歌うの嫌でした。が、あ~ついあ~き、っていうのは初めてでした。ボォオオオ☆(笑)。夕焼けが故郷を思わせる。歌が景色や匂いを蘇らせる。そしたら、夕焼けはなんだか歌にも似てると思いました。うまく言えないけど。夕焼けがきれいなときはきっと誰かが歌っているのかも。ゆうやけ。ゆう○け。一文字違い。○書いたら、ちょっと面白くなってきちゃった(笑)。おしまい」(2009年9月24日11:20・from A.T)
→〇でかかなくても。名前がもじられてるようにきこえちゃうのはあるね。 僕が言われたのは、へんなかお、ゆうすけべ。

0 件のコメント:

コメントを投稿