2009年3月5日木曜日

Vol.109「早朝讃歌」の巻

ガッツモーニング!
総長散歩よりただいま帰り、ポチポチ打っている次第です。早朝。いかがおすごしか。

でっこぼこのビル平線より、真赤ででっかいタマゴが産み落とされる瞬間。
群青色がだんだんうすくなり、そこはオレンジ色に滲みだしてやってくる。
そんな瞬間が嬉しい。

ずっと曇り日が続いていたが、今日は晴れた。たまたま早朝に目がぱちくり開いた。
きっと呼ばれたんだろうなとおもう。朝の妖精はいるでしかし。

僕はスターであるけども、時々はスター炎が痩せ細ることもある。
早朝にはそんな炎を大きくしてくれる力があるでしかし。

ヘッドホンより自作の歌を聴く、何人かの男達としぼりだした音を聴く。
歩調はそれに合わせグングンしてくる。
嬉しくなりステップを踏み、くるっと一回転ターンを決めたとこで、ジョギング中のおじさんと目があって、ブーツに小石が入ったかのように「あいたた」なんつってわけわからんごまかしをかます。

気をとりなおして、音を聴く。一人一人の音が心強くおもい、また嬉しくなる。心にいろんな顔が浮かぶ。
かかわってきたみんなの顔が勝手にありがたくおもえる。随分会っていない顔や、これから会うであろう人の予感さえしてくる。何かが生まれる瞬間に未来はひかりだしてくる。

昨日まで何かが足りないとおもっていた気持ちは溶かされていき、今あるもんの感謝になるから朝は不思議だ。
事がおきるとき、こんな気持ちから生まれ、つながっていくんだろうなとおもう。

太陽より先に起きて、早朝を歩くだけでこんな気分になるんだから、自分はなんて簡単な奴なんだろうかとも思うが、めでたいことにきっと誰でもこんな気分を知ってるんじゃないだろうかとさえおもってしまう。

こんな気分を知っていて、誰かの早朝をぶっ壊すことなんて考えられないことだ。
何かが生まれる時、暗闇から光がさす瞬間、気分はとてもやさしい。
ありがとさん、と思えるのはやっぱり嬉しいことです。
2009年3月5日、早朝讃歌。3月はライブなしだが、炎をためこんで4月よりまた生で会えることを楽しみに、日々、初日の出だ。

グングンくる。