2008年5月26日月曜日

Vol.100「連載100回目!」の巻

 祝!連載100回目! 100回目! ワッショイワッショイ!

 すげぇーな、100って数字はやっぱかっこいいな。「おも~えばとお~くへきた~もんだ」な気持ちにさえなります。自分、非常に飽きっぽく。何かが長続きするほうではないのだけど、気がつけば8年も書き続けたのかとビックリしとります。今年の手帳を去年の11月に買って、今年は日記でもつけてみるかと始めてみたものの、こないだ気がついたのだけど、きっちり三日で終了していました。そんなミスター三日坊主の僕がここまでやってこれたのも読者のみんなが見ていてくれたのと、ビーパスの方々、そして担当してくれてる田中さんの根気のおかげです。   
 みんなみんな、ありがとう。
 ほんでこれからもよろしくね。

 2000年の新宿ロフトでの打ち上げの時やったとおもう。この連載の話をもらったのは。もちろんレコード会社の宣伝の方が話を進めてくれてたのだろうけど、田中さんと、この連載の話をしたのはそんときがはじめてや。

「エッセイを書いてもらおうとおもうんだけど」

 僕はワクワクした。エッセイの意味も知らず「エッセイて何ですか」的なことから始まったようにおもう。エッセイ。何しろその響きがおしゃレレな感じがしたし、連載て響きにもワクワクした。タイトルはなんでか「センチメンタルのバカ野郎」がひらめいて自信満々に伝えたところ、宣伝の人などは一瞬「?」マークが頭の上に点灯してた。今思えばどっからこんなタイトルがでてきたのか僕も「?」やけど、いいネイミングやなと今もおもってます。

「やるっす」と引き受けたものの何を書いていいのかわからず、しかも全国の本屋さんにおかれる雑誌のエッセイだからと緊張した。今までエッセイはもちろん、長い文章を書いたことがなかったから、原稿用紙を前になかなか書きだせなかったのをおもいだす。「学校の作文じゃあるまいし、自分を出すしかない」とおもうと、おもしろくなって書けた。きっとプロの物書きの人からみればひっちゃかめっちゃかな文体なんだろうけど、自分の中での線がはっきり見えてればいいだろうと1行書いては見直し、2行書いては見直し繰り返し書いた。そうやって一回目を書き終わった時、気持ちがよかった。歌にも似てるとおもった。
 その時編集長だった田中さんからも「よかったよ、句読点が全然だめだけど」とOKが出て「間違ってなかった」と安心した(句読点はおいといて )。そんなことの繰り返しで100回てのは、やっぱ嬉しい(いまだ句読点があやしいけど)。
 自分で気がつかなかった自分やら、書くことが何もないとおもっていても、隠れてた風景が出て来たり、僕にとってこの連載は冒険のようだし、鏡でもあるし、訓練のようなものでもあります。これからも書かさしてもらうので、読んでくれた人の中で少しでもなんか音がしたらおもろいなとおもいながら、これからも目に映してもらえたらとおもう次第です。

 そんな連載100回通過記念イベント「大バカ野郎集会」。
 先月の原稿を田中さんに送ると「来月で連載100回目だぜ、なんかやろうぜ」「おぉやりましょう」と相なって、二人で話し合い企画してるとこであります。「諭介、レッド・ツェッペリンみたいに4時間歌うってのはどう?」「え~4時間すか!」とか、「感謝を込めてお客さんと合同打ち上げもやってしまおう」「え~スターはスターでも、それじゃ韓流スターやないですか」とかとか、田中さんは無理難題をふっかけてくるのでおもしろい。4時間歌うだけでなく、高校時代の漫才の相方で、今は劇団ペテカンの作/演出/役者の本田誠人や、音楽仲間の面々にも遊びに来てもらう所存です。連載の記念パーティーだしね。B-PASSって、バックステージ・パスの略だしね。ぺ・中尾としてもビールついで周る覚悟であります……って言い訳ばかりですがビシッと歌いますんで、そこんとこよろしこ。
 6月21日に阿佐ヶ谷で会いましょう。レッツパーチー。

P.S.そんな話しあいの中から、ブログを始めることに相なりました。http://ameblo.jp/jinseirail/ 基本そのブログは写真だけで、文章はここで書けたらとおもっております。で、なによりその全部は歌に繋がればとおもってます。