2008年2月27日水曜日

Vol.97「春夏秋冬、我が人生」の巻

 あったかい? さぶー! あったかい? さぶい風強い! ありえない!な毎日。きっとこうやって春に近づいているんでしょうね、早いとこよろしくたのんだよ春。
 どっかの山々では花粉たちが「さー今年もわっしゃわっしゃ飛んだるでー」とみんなで意気込んでるのが目に浮かびます。今年も、たとえ目がかゆくなろうとも、鼻水が出ようとも、断固、知らんぷり作戦、認めない作戦を遂行しようとおもいます。花粉症なんてヤワな症に捕われてる場合じゃないワイルド作戦でいきたいとおもいます。

 鼻水といえば最近、歌っててよく出る。出てるのはわかっているのだが、歌っているしギター弾いているし、鼻水を拭くために曲をとめるなんてヤワなこと出来るわけもないし、ほったらかしている。ビジュアル系でなくてよかったともおもうし、鼻水に負けるような曲であってはならないとも思う。バンドの時は鼻水に加えヨダレまで時々出ていたりするって何を書いているんだろうか、少し近づいてきた春のせいにしよう。いかがおすごしか。

 今年の冬は、去年よりも雪が降ったりで、寒く、冬らしい冬で、これは春が楽しみだと思わせてくれる冬だ。あんまり寒いので、これからは冬をあったかい沖縄などの南国で過ごすことを、ありがちな僕の逃避願望は考えた。んだが、もしもこの寒さを知らなければ春の喜びは味わえんだろうと思い、これはこれで贅沢な経験をさせてもらってるようにも思え、冬もわるくないなと少しだけおもえた。
 
 夏になればなおのこと、この冬の“さびーっありえんっ!”を体のどっかで覚えていて、きっと今度は“あちーありえん!”とうなだれたりもするだろうけど、TUBEほどじゃないにしても、冬の反動により、僕なりにヤッホーになることだろうな。

 秋になれば、夏が例年よりヤッホーなだけに、センチメンタルにも輪がかかり、ブーツがよく似合う季節になってそれもいいだろう。本なんかもいっぱい読めて、一番僕の好きな季節、秋の空気感、乾いた風、ディスイズオータムを見せてくれるだろう。

 そしてそんな秋が終わると、終わってしまうと、終わるんだろうか、終わるんだろうね、また来るんかい! そう、また冬が来るんだろうな。悪くない、冬も悪くない。そう今年の冬で思えたのは、雪が降って“わぁーっ”てなったことと、春や夏を夢見れたことだ。季節でのことでもあるけど、大袈裟に言うと人生っつうか、未来っつうかだ。
 
 木が上に伸びるために根っこが地中で伸びるように、花が咲くために、つぼみがぎゅってなるように、僕は僕の春や夏をむかえるべく、この冬をぎゅっとやる。逃げようのない寒さにしばられて見えた、春や夏にいくために。今年の冬。寒ければ寒いほど自分にも重なって、そんなことを思わせてくれた冬だ。
 

「やまない雨はないんだぜ」ってのと似て、「季節は巡る」ってのが、嬉しくおもえるこの頃だ。ハバ・グッド・スプリング!! は~るよくぉ~い!!  おわり。


P.S. こないだ「ディアハンター」と「7月4日に生まれて」という映画をたて続けに観てしまい、特に「ディアハンター」は観終わったあと重かったのでお薦めはせんけども、どちらもベトナム戦争でのことが扱われいて、こういった映画を大々的に作ってる国が、同じようなことを現実で今も繰り返してる。映画大国と呼ばれているのに、アカデミー賞なども獲っていて、より多くの人が観ているであろうに、どうして同じことを繰り返せるのかとおもった。

P.S.2 代官山で行われた、大御所・陣内大蔵さんと田中一郎さんとのライブ。陣内さんの声に上京時代へ引き戻され、一郎さんはギターの教則本なども出してる人なので、勝手なイメージで「きっと先生っぽく弾くようになったのでは」と思いきや、ギターを殴る様に弾き、叫んでいて、非常に我流を貫いていてかっちょよかった。そんな一郎さんのギターと陣内さんのピアノとの即興セッション、刺激的でありました。

P.S.3 尾崎豊は嫌いでも好きでもないけど、「シェリー」ってのが頭に流れた。「シェリー俺は今もバカと呼ばれているかー」と流れ、っていうか自分は昔、バカと呼ばれていたのだろうかと少し気になった。シェリーにはそれを聞いてみたい。

ワーゲン
代々木公園
なはっ

代々木公園
雪国みたい

雪とヒマワリ

雪とチェーン

おいてけぼりの

おいてけぼりの
羽と火