最近ロバート・ハリスって人の『人生の100のリスト』って本を読んだ。このおじさんが若い頃、やりたいことの100項目をあげたものだ。それについて クリアしたことや、そのときのドラマが書き添えられている。かなりこと細かな欲望やら、ミーハーなこと、野心やらが書かれてて人の人生ののぞき見。すらす ら読めた。10代の頃の感覚だ。なりたいな、やりたいなと思うことは、そうなるだろうなと予言に近かったし。すぐにできることはすぐに動いてた。10代の 頃の感じだ。その頃の感じと今がなんか変わったのかと言えば、何にも変わっちゃいないのに、この本を読んで忘れてた風みたいなもんが吹いた。人生が変わる とか大したものではないけど、もっと欲張りに夢見てもいいんだし、やれないことはないんだと思い出させてくれた。僕はそんな瞬間が好きだ。野球チームを 作った時も、メジャーリ-グ進出しようぜってとりあえず言ってみる。みんな“?”マークになる。でも、やれんことはないやろって言うと0%が 0,0001%くらい広がる、それを感じ合う。感じる。ただの妄想に終わるかハッタリに終わるか、その後次第だけど、思いついたらそのゲートを開いとくだ けで風通しがよくなる。バカだバカだと言われがちなことだけど、今あるものだけで無理だと決めつけたり、誰かの夢の上でぶらさがってるだけよりバカじゃな いと思う。
そんなことからはじまる奇跡が何度もあったし、今ある全部も、もしかすると誰かの思いつきが生んだ奇跡かもしれんと思うと少しおもろくなる。このコン ピーターもかなりな奇跡だ。んで僕も実際にノートに100のリストを書いてみることにした。そしたら7個しか書けなくてびっくりしたが、思いついたら書い ていこうと思う。例えば一つ紹介すると、これは予言だけども、僕はハワイでサーファーにもなるね、いつか。サ-フィン映画を観たばっかりってのもあるけ ど、これはかなり現実的だ。でノートに書いた時に、思ってるだけのときよりグンと近くなった。たよりない自分の字で“ハワイでサーファー”……なんだか 笑ってしまったけど、気分的にもうゴムのウェット・スーツに片足入れた気分だ。んでまた、うまくいかないことも、いつか夢見たことだと思う時がある。そん な風に納得しながら、それだけじゃつまらないから次の夢を探したりする。いつか僕もじいさんになった時、100のリストを照らし合わせて“おもしれーな俺 の人生”って言いながら“あれっ、まだメジャー・リ-ガーやってないわ”なんつって、庭で素振り始めるじいさんになりたいもんだ。
P.S. 映画は『ステップ・イントゥ・リキッド』っていうのを観ました。いろんなサーファーの紹介的なものですが、いろんな海が見れて気持ちよかったです。
(2005.03.20)
人の旅日記みるのは楽しいです。結構ぶっちゃけて書いてくれてる。
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